はじめに
ここから先には、
私がプロサッカー選手になったこと、
海外で英語を学んだこと、
サーフィンに挑戦したことなど、
私自身の経験が書かれています。
しかし、これらの経験を
「努力すれば誰でもできる」
という話として伝えたいわけではありません。
人には生まれ持った特性や育つ環境があり、
同じ努力をしても同じ結果になるとは限らないからです。
私自身も、全てを自分の力だけで成し遂げたとは思っていません。
ご飯を食べさせてくれ、サッカーができる環境を与えてくれた親、
安全な環境を提供してくれる国、
そして私の無謀とも言える挑戦を常に
「やってみなさい」と
背中を押してくれた母親に深く感謝しています。
失敗を恐れない挑戦
私がここまで挑戦を続けてこられた理由は、
小さい頃からたくさんの失敗をしてきたこと、
そしてその失敗を止めるのではなく、
失敗することも含めて信頼し、
見守ってくれた親の存在が大きかったと思っています。
ちなみに、私の母親はうんざりするくらい心配性ですが、
最終的には私の挑戦を信じて送り出してくれました。
選ぶ権利を与えてくれたこと
挑戦する自由を与えてくれたこと
自分で考える機会を与えてくれたこと
今振り返ると、私が本当に感謝しているのは結果そのものではありません。
これら3つの自由を与えてくれたことに、心から感謝しています。
努力の前に大切なこと
私は「とにかく努力すればいい」とは思っていません。
むしろ努力する前に大切なのは、自分を知ること、
そして世界を知ることだと思っています。
世の中には、本当にたくさんの生き方があります。
  • スポーツ選手になる人もいれば、勉強に夢中になり学者になる人もいます。
  • 一つの町でご近所さんと仲良く暮らす人もいれば、世界を旅しながら生きる人もいます。
  • 大企業で働く人もいれば、ケーキ屋さんになる人もいます。
  • もしかしたら、ウルトラマンになりたい子だっているかもしれません。
子どもたちに何かを頑張れと言いたいわけではありません。
まずは世の中にどんな選択肢があるのかを知り、
その中で自分が何を好きになり、何にワクワクし、
どんな人生を送りたいのかを見つけられる人になってほしいと願っています。
自分らしい道を見つけるために
自分にはサッカーが向いていないかもしれないのに、
「世の中にはサッカーしかない」
と思い込んで努力を続けることが、
本当に幸せなことなのかは分かりません。
もしかしたら勉強の方が向いているかもしれませんし、
ものづくりに夢中になるかもしれません。
海外で暮らすことに魅力を感じるかもしれませんし、
自然の中で生きることに幸せを感じるかもしれません。
だから私は、努力することそのものよりも、
自分自身について深く考えること、
そして自分の知らない世界があることを知ることが大切だと思っています。
(私もまだまだ知らない事が多く、知れば知るほど自分がどれだけ無知なのか思い知らされます)
例えば、一つの町や村でしか暮らしたことがない人は、
「ここが自分に一番合っている」と思うかもしれません。
もちろん、それは素晴らしいことです。
しかし、もしかしたら地球の反対側に、
その人にもっと合う場所があるかもしれません。
そこで一生の友人と出会えたかもしれませんし、
自分らしく生きられる環境があったかもしれません。
でも、その世界を知らなければ選ぶこともできません。
だから私は、子どもたちにできるだけ多くの世界を見せてあげたいと思っています。
ただし、「今いる場所を捨てて、もっと良い場所を探し続けるべきだ」
と言いたいわけでもありません。
今あるものに感謝することも、同じくらい大切だと思っています。
人生に「正解」はない
大きな夢を持つことも素晴らしいですし、
挑戦することも素晴らしいことです。
その一方で、今与えられている環境や、今そばにいてくれる人たち、
今自分が持っているものに感謝しながら生きることも、
とても大切なことだと思っています。
私は、「これが正解で、あれは間違いだ」
という話をしたいわけではありません。
挑戦する人生が間違いとも思いませんし、
安定した人生が間違いとも思いません。
夢を追うことが間違いとも思いませんし、
今ある幸せを大切にすることが間違いとも思いません。
大切なのは、自分で考え、自分で選び、
その選んだ道に納得して生きることだと考えています。
もし私の人生に何か価値があるとすれば、
それはプロサッカー選手になったことでも、
英語を話せるようになったことでもありません。
子どもを信じること
失敗する自由を与えること
挑戦する機会を与えること
自分で考える力を育てること
これらの大切さを示す一つの例として、
この先の話を読んでいただけたら嬉しく思います。
高井青のプロフィール
原点
3兄弟の真ん中として生まれ、小学校の頃はサッカーが特別うまかったわけでも、足が速かったわけでもありません。普通の町の少年サッカーチームでも試合に出られない時期もありました。それでも、諦めずに努力し続けました。
自由な遊びが育てたもの
小学校4年生まで所沢に住んでおり、宮崎駿さんの自宅が近くにあり、彼が開発から守ってくれた森や川があり、その頃は1人や友達と森や川で遊び、「どうすればうまく遊べるのか」「どうすれば安全に帰れるのか」を自分で考えていたことを覚えています。ジブリに育てられました。

子どもたちに本当に必要なのは、知識だけではなく、自分で考え、判断し、挑戦する経験ではないでしょうか。大人がすべてを先回りして与えるのではなく、子ども自身が答えを探す余白を残すこと。その積み重ねが、将来どんな時代になっても生きていける力につながると私は考えています。
怪我すらも「工夫」に変える
さらに怪我も嫌になるくらい経験しましたが、ただ治療を受けるだけではありませんでした。
「どうすれば練習を続けられるのか」
「どうすれば毎回治療院に行かなくても改善できるのか」
を考え続けました。
自分で鍼治療を学ぶ
高校2年生の時に股関節を痛め、毎日鍼灸院に通わなければサッカー部のに活動にd出ることが難しい状態でした。しかし、部活が終わる頃には鍼灸院が閉まっていることもありました。
そこで、「どうすれば練習を続けられるのか」を考え、鍼灸院で施術を受けるのと同じように見よう見まねで自宅で鍼を打ちながら治療を続けていましたが、慣れてからは朝練の後、休み時間に教室の自分の席で太腿に鍼を打っていたほどです。
電気鍼治療を自作
さらに、親が使っていた通販で買える安い電気マッサージパッドに着目しました。パッド部分を外しホームセンターで購入したワニ口クリップを取り付け、鍼灸院で行われるような電気鍼治療を自分でできるよう工夫しました。
24時間365日の自己管理
こうして、自分でコンディション管理ができる環境を作り上げました。当時は、「これでいつでも治療できる」と本気で喜んでいたのを覚えています。今でも当時患った股関節の損傷は治っておらず、リハビリを続けながら手術をするかどうか検討している状況です。
どんな壁にぶつかっても、「工夫して乗り越える方法を探すのか、それとも諦めるのか」——その違いこそが、その後の人生を分けると信じています。
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サッカーからの旅立ち
常に挑戦者であり続ける
旅人
プロサッカー選手になった後も、そこで満足したわけではありませんでした。「サッカーだけでなくもっと自分の可能性を試したい」——そう思い、24歳の時にサッカーを辞め、1人で海外へ旅立ちました。
語学学校には通わなかった理由
英語を話せない者同士で固まっていても英語は伸びづらい、と察していたからです。だったら、自分から英語を使わざるを得ない環境へ飛び込もうと決意しました。
オーストラリアで約10か月
語学学校に頼らず、リアルな現場に飛び込むことで、教科書には載っていない本物の英語力と、異文化の中で生き抜く力を身につけていきました。
挑戦
2019. 4 現地のボクシングジムへ
学校でよくわからない先生の話を座りながら聞く気にならない事が目に見えていたので、英語での指示を聞かなければならない状況に身を置ける場所はどこか?という逆算から辿り着きました。
2019.5 現地サッカーチームへ参加
現地のサッカーチームに加入し、チームメイトとの対話の中で、語学学校では得られないリアルな環境がモチベーション維持や英語を話す意味を教えてくれました。
そしてまさかのチームのスポンサー企業に仕事をもらう事ができ、建設現場で働かせてもらう事ができました。
2019.6 農業・建設業で働く
農業や建設業の現場に飛び込み、英語を「仕事の言葉」として実践的に習得。教科書には載っていないリアルな英語と、異文化の中で生き抜く力を身につけました。
2020年 イギリスに渡って直接交渉
イギリスやスペインのプロクラブへの入団にも挑戦。入団から契約というところまで進みましたが、コロナウイルスの影響でEU全リーグ中止となり日本に帰国しました。それでも、その経験は今も大きな財産です。
2021年 コスタリカ・パナマへ
コロナによってサッカーができなくなったことをポジティブに捉え、新たな挑戦でサーフィンを始め、コスタリカやパナマにも6か月滞在しました。
英語でサーフィン体験
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私が大切にしていること
「居心地の悪さ」を恐れず、常に挑戦し続ける
成長を促す環境への飛び込み
居心地の良さよりも成長を優先し、自分を成長させてくれる、あえて困難な環境に身を置くことを大切にしています。未熟な状態から学ぶ喜びこそが、原動力。
自分より高いレベルへ
安住の地を求めるのではなく、成長を選び続けること。その積み重ねが、どんな時代にも通用する本物の力を育てると信じています。
才能を超える「5つの要素」
才能以上に、これら5つの要素が、あらゆるスキル習得の鍵だと確信しています。サッカー、英語、サーフィン、仕事など、自身の経験を通じてこの考えを体現してきました。
身体の使い方
体力・姿勢・呼吸〜これら全てが脳の状態に関連しています。お勉強だけしていても頭が良くなるわけではない理由です。
理由
「なぜそうするのか」を理解することで、応用力と深い習得が生まれます。(脳も臓器です)
ただこなすのではなく、一つひとつの練習の質を高めることが成長を加速させます。
密度
短期間に密度の高い練習が、飛躍的な成長をもたらします。
土台となる量をこなすことで、スキルの基盤が形成されます。量をこなした先に質や効率の向上を目指せます。
大切にしていること
子どもを信じて、手放す勇気
ご飯を食べさせてくれた親、サッカーができる環境を与えてくれた親、そして私の無謀とも言える挑戦に対しても、常に「やってみなさい」と背中を押してくれた親への感謝は、今でも変わらず心の中にあります。
1
森・川で自由に遊ぶ
危険でも「どうすればうまくいくのか」を自分で考える機会がたくさんある。
2
失敗を積み重ねる
特別な教育も高額な教材もなく、ただ自然の中で遊び、失敗し、自分で考えられる。
3
大人になっても問い続ける
「どうすれば壁を乗り越えられるのか」を考え続ける土台になる。ーーどんな壁があるかではなく、どのように壁と向き合うかが大事です。
4
自分を信じる力へ
全て自分で下した決断だからこそ、誰かに責任を押し付けたりせず、ひたすら改善することができる。

私がここまで挑戦を続けてこられた理由は、小さい頃からたくさん失敗してきたこと、そしてその失敗を止めるのではなく、失敗することも含めて信頼し、自由にさせてくれ陰で見守ってくれた親の存在が大きかったと思っています。
ちなみに、私の母親はうんざりするくらい心配性で、性格を見ると私とは正反対です。それでも、自分の恐怖心を優先させて子供の挑戦を止めるのではなく、信じて送り出してくれました。今思えば、そのことが私にとっては何よりかけがえものだったのかもしれません。
過保護が奪う力
① 挑戦心
守られすぎた環境では、新しいことへ踏み出す勇気が育ちません。失敗を恐れず挑む心が、成長の原動力です。
② 失敗から立ち直る力
失敗しない環境で育った子どもは、初めて壁にぶつかった時に立ち直り方を知りません。小さな失敗の積み重ねが「失敗しても大丈夫」という感覚を育てます。
③ 自分で考える力
大人が先回りして答えを与え続けると、子どもは自分で考えることをやめてしまいます。問いを持ち続ける習慣こそが、生涯の財産になります。
失敗は経験、失敗させないことこそリスク
小さな失敗を積み重ねることで、子どもは「失敗しても大丈夫」という感覚を身につけ、それが自信と挑戦心の土台になります。
信頼することが、最大のサポート
心配だからこそ手を出したくなる気持ちはわかります。でも、信じて任せることで、子どもは自分の力で立ち上がる経験を積むことができます。
自分で考え、自分で成長し、自分で人生を切り開く

このスクールが大切にしていることは、スクールだけで完結するものではありません。ご家庭との協力があって初めて成立するものです。
子どもたちに英語を教えるのではなく、英語を通して、自分で考え、自分で成長し、自分で人生を切り開いていける人になってほしい——それが、私の変わらない想いです。
私自身も、この英会話スクールを始めた時に英語の上級者だったわけではありません。それでも、自分をあえて居心地の悪い環境に置き、自分自身をプッシュし続けながら学んできたからこそ、今では子どもたちに教えられるようになりました。「どうすれば上達するのか」「子どもたちはどこでつまずくのか」——自分自身が実際に苦労してきたからこそ、深く理解できる部分があります。そしてそれこそが、多くの英会話スクールがまだ十分に作れていない、本当の意味での「生きる力を育てる環境」につながっていると、私は信じています。